歯並び矯正

歯並び矯正を検討中の方へ

歯並びのコンプレックスを解消するために

日本臨床矯正歯科医会が実施した「歯並びと矯正歯科治療に関する意識調査」では、調査対象とした1000人の男女のうち、「歯並びに自身がない」と回答した方は約半数にも及びました。また、4人に1人は、「歯並びが気になって、歯を見せて笑うことに抵抗がある」と回答しています。

「口元を気にせず、自然に笑いたい」という願望は、歯並びに自信がない方であれば誰しもがお持ちなのではないでしょうか。当院では、歯並びに対するコンプレックスを解消するために、患者さんのご要望に合わせて歯並び矯正をご提案しています。

歯並びが悪いことによる健康への影響

歯並び矯正を検討される方のほとんどが、「見た目」の悩みをお持ちですが、歯並びの悪さを治すメリットは見た目の印象を変えるだけではありません。歯の健康のためにも役立ちます。

高齢になっても20本以上の天然歯が口腔内に残っていると、硬い食品でも満足に噛めることが同省の調査でわかっています。さらにそのほとんどが、歯並びや噛み合わせに問題がない方であるという結果も出ています。

歯並びが悪いと、むし歯や歯周病のリスクを高めるだけではなく、ドライマウスや口臭、発音障害、頭痛・肩こり、耳鳴り、胃腸障害の誘発など、様々な健康被害に発展する傾向があります。

見た目の問題は、歯並び矯正を検討される方の一番多い悩みの種です。次第に自分に自信がなくなり、人と関わることを避けようとしてしまう人も少なくありません。歯列矯正の普及が進んでいる欧米では、ビジネスにおいても、歯並びの悪さが不利になってしまうという事例もあります。

以上のように、歯並びは心身共に影響を与えることが多いと考えられます。

歯並び矯正が必要な悪い歯並び例

歯並びが悪い状態を、歯科医療では不正咬合(ふせいこうごう)といいます。この不正咬合は、おおきく分けて9つのパターンにわけられます。ご自身の歯並びがどのパターンなのかを知りたい方は、以下よりセルフチェックをしてみてください。

叢生/そうせい

歯が互いに重なり合ったり、傾いてしまったりして、ガタガタに生えてしまっている状態を叢生(そうせい)といいます。叢生は日本人の不正咬合ではもっとも多いパターンです。いわゆる「八重歯(やえば)」も、この叢生の1つです。

顎が小さくて顎に対して歯が大きい場合、また幼少期の指しゃぶりや舌を突出する癖が原因になることがあります。

歯が重なり合った状態は、見た目が悪いだけではなく、衛生管理も困難になりがちです。でこぼこしているため、歯ブラシが行き届かず、むし歯や歯周病のリスクが高くなります。八重歯も同様に、上顎の犬歯が歯列の外側に飛び出しているため、噛み合わせや口腔内の環境に悪影響を与えます。

上顎前突/じょうがくぜんとつ

上の前歯が前方に出ている状態で、出っ歯とよばれることが多いです。遺伝的に前歯が大きい方、舌で前歯を押す癖がある方、幼少期の指しゃぶりが原因で起こりやすいと考えられています。

上顎前突にお悩みの方は、やはり大きく口を開けたときの見た目の問題があります。笑ったときに上の前歯の歯ぐきが出て目立ってしまうので、笑うことを嫌がってしまう患者さんがとても多いです。

上顎前突の方は、口が閉じていないことが多いため、口腔内が常に乾燥しやすい状態にあります。これをドライマウスといい、むし歯や歯周病のリスクを高めます。

下顎前突/かがくぜんとつ

上の顎よりも下の顎が前に出てしまっている状態です。反対咬合、受け口や「しゃくれ」ともいわれます。下顎前突は遺伝による骨格の形成といった先天的な原因であることが多いでが、そのほかにも指しゃぶりや頰づえ、下顎を前に出す癖といった後天的な原因でも起こります。

下顎前突は食べ物が噛み切りづらく、きちんと噛んで食べる力が低下しがちです。また、滑舌が悪く、サ行・タ行がうまく発音できない方もいらっしゃいます。

重度の下顎前突は、歯列矯正だけでは改善できないことも少なくありません。その場合は下顎の外科手術が必要になります。

上下顎前突/じょうげがくぜんとつ

上顎・下顎、どちらも前に出てしまっている状態です。口元全体が前に突き出ているのが特徴で、横からみると上下の前歯が唇側に突き出ています。

上下顎前突の原因は、遺伝も含めて上下の顎骨の前後径が大きいこと、口呼吸で口を開けていることが多いこと、また舌で歯を押す癖があるといったことがあげられます。

上下顎前突の方は、無意識のうちに口が開いた状態でいることが多く、口腔内が乾くことでドライマウスになりやすいです。ドライマウスは、口臭やむし歯、歯周病になりやすい傾向があります。

開咬/かいこう

開咬はオープンバイトとも呼ばれ、前歯が自然に閉じない状態をいいます。奥歯がしっかりと噛めていても、上下の前歯はかみ合わず、奥歯の負担が強くなる傾向があります。

開咬の原因は、遺伝や指しゃぶり、舌で歯を押してしまう癖があげられます。また、口呼吸も開咬の要因の1つです。とくに成長期のお子さんは、アデノイドや扁桃腺肥大、呼吸器系の病気を患ったことがきっかけで、鼻が詰まりやすくなり口呼吸になってしまうことがあります。

空隙歯列/くうげきしれつ

いわゆる「すきっ歯」と呼ばれる空隙歯列は、歯と歯の間に隙間が生じた歯並びです。顎が大きい、歯が小さい、もともと歯の本数が少ない方は、すきっ歯になりやすいといわれています。

空隙歯列の方は、話すときに歯と歯の間から空気が漏れてしまうため、発音障害に発展することがあります。また食事をするときにクチャクチャと不快な音が出やすくなってしまうのも難点です。

歯と歯の隙間に食べ物が詰まりやすく歯周病が進行しやすい傾向もあります。また、顎に負担がかかることで、顎関節症に悩まされる方もいらっしゃいます。

交叉咬合/こうさこうごう

上下の歯の噛み合わせがすれ違い、交叉してしまう状態の歯並びです。「クロスバイト」や「すれ違い咬合」とも呼ばれます。奥歯の噛み合わせが横ずれしてしまい、その影響で前歯の中心がズレることがあります。また、下顎に歪みが生じることもあります。

交叉咬合の原因は、噛み合わせのバランスが悪い状態のまま、成長期を迎えることがあげられます。片顎のみで咀嚼していたり、頬づえをつく癖があると、交叉咬合になりやすいため注意が必要です。

交叉咬合を放置すると、顎の骨の変形が起こり、顔の歪みに発展することがあります。また、肩こりや頭痛を併発しやすい傾向があります。

過蓋咬合/かがいこうごう

上の歯が、下の歯にかぶさり過ぎている状態を過蓋咬合(かがいこうごう)といいます。歯の骨格自体に問題があり、顎関節が通常の位置よりも下がった位置にあることで、下顎全体を後退させてしまい、結果的に上顎と噛み合わなくなることが原因です。

過蓋咬合も、他の不正咬合と同様に、むし歯や歯周病のリスクの他、顎関節症や口内炎発症といった弊害が起こります。

鋏状咬合/はさみじょうこうごう

上の奥歯が外側に、下の奥歯が内側にずれ、鋏(はさみ)のように奥歯の噛み合わせにすれ違いが起きている状態です。鋏状咬合は咀嚼に影響を与えやすく、顎の関節にも負担がかかります。痛みが生じたり、口が開けづらいなどのお悩みを訴える方が多いです。

また、奥歯のため自分では気づかないまま歯が抜けてしまうケースもあります。健診や歯医者さんへの受診時に、はじめて発覚する方が多いです。

 

当院の歯並び矯正方法

幅広い症例に対応できるワイヤー矯正

当院では、ブラケットという矯正装置を歯に取り付け、そこにワイヤーを通して歯を動かす「ワイヤー矯正」を採用しています。動かしたい方向に向かって歯に力をかけることで徐々に移動させる方法です。装置の取り付けや調整は、すべて歯科医院で行います。

ワイヤー矯正の種類

ワイヤー矯正には、

  • 表側矯正
  • 裏側矯正

という2つの方法があります。

表側矯正

矯正装置を歯の表面に取り付けて歯を動かす方法です。これまで主流となっていた矯正方法で、現在は様々な種類のブラケットが出ています。

ブラケットが金属でできたものをメタルブラケット、セラミックやプラスチックでできたものは審美ブラケットと呼びます。なるべく目立たせたくないという方が多いため、とくに女性には「審美ブラケット」が人気です。

裏側矯正

表側矯正の難点であった「ブラケットが目立つ」という悩みを解消したのが、裏側矯正です。名前の通り、裏側にブラケットを設置するため、矯正装置をつけていることが分かりにくいというメリットがあります。

一方で、患者さんの口腔環境によっては、舌と装置が接触しやすい状況にあったり、違和感・異物感が難点となることもあります。歯を動かす力は、表側矯正よりも弱いため、審美的なメリットはありつつも、身体的な負担が大きくなってしまうことが懸念されます。

まずは無料相談(カウンセリング)を

矯正方法には様々な手法があるため、まずはご自身の歯並びのタイプを把握し、口腔環境にあった矯正方法を選択することが大切です。

  • 治療効果
  • 治療費
  • 治療期間

など、歯並び矯正を検討される患者さんは、不安要素がたくさんあると思います。

そのため、当院では初回無料相談(カウンセリング)をご用意させていただいています。まずは一度、当院へご相談ください。

初診無料相談

歯並び矯正の症例

症例01 

患者さんの主訴

  • 準備中です。
初診時の歯並び(正面)

矯正治療後の歯並び(正面)

初診時の歯並び(横側)

矯正治療後の歯並び(横側)

矯正開始時の様子

治療の経緯・治療費の目安

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