入れ歯に関するよくある質問

入れ歯に関するよくある質問

入れ歯って何?

歯を失ってしまった部位に装着する取り外し式の人工器具(人工臓器)です。歯を全て失ってしまった人に対する総入れ歯(総義歯)、部分的に歯を失ってしまった人に対する部分入れ歯があります。

どんな入れ歯があるの?

用いる材料により金属床とレジン(プラスチック)床の2つの種類に分かれます。部分入れ歯では金属とレジンの両者を用いて、金属が目立たない(金具が見えない)ノンクラスプ入れ歯もあります。

入れ歯とインプラントの違いは何?

入れ歯は患者さんご自身で取り外して清掃してもらいますが、インプラントはご自身の歯と同様に取り外すことなく清掃してもらいます。入れ歯にインプラントを併用して、入れ歯がはずれにくくなるインプラントオーバーデンチャーという種類の入れ歯もあります。

入れ歯の費用はどれくらい?

部分入れ歯で150,000〜600,000円程度、総入れ歯で400,000〜800,000円程度が相場です。保険適用の入れ歯(10,000〜30,000円(税込)程度)もあります。
当院では患者さんのお口の状況やご希望などを考慮してお見積りしております。

入れ歯は高額医療費対象なの?

はい。医療費控除の対象となります。

入れ歯のメリットは何?

美しい見た目で、よく噛めて、清掃が楽であることです。

入れ歯のデメリットは何?

取り外す面倒があること。合わない入れ歯を入れると噛めない、笑えない、話せなくなることです。

入れ歯を入れる対象年齢は?

年齢制限はなく、小児から使用できます。修理・修正が容易であることが入れ歯のメリットでもあるので、インプラントとは異なり、入れ歯の適応に年齢制限はありません。

入れ歯は妊娠中でも使用できるの?

使用できます。インプラントとは異なり、他の全身疾患などを抱えていらっしゃる方でも入れ歯の製作と使用に問題はありません。

入れ歯選びのポイントは何?

患者さんご自身が重視する内容(硬いものでも噛みたい、見た目が綺麗、大きな声で歌いたいなど)によって、入れ歯のデザインや使用する材料を変える必要があります。当院では患者さんの希望を最優先に考えて検討していきます。

入れ歯は何年くらいもつの?

通常5年〜10年は使用できます.材料の劣化がポイントとなりますが、修理・修正が容易である入れ歯のメリットを生かして、20年以上使用していただいている患者さんも数多くいらっしゃいます。

高い入れ歯と安い入れ歯の違いは何?

保険適用の入れ歯は半年で再製作が可能で、最低限の機能しかありません。また保険診療のため、治療にかける時間と製作過程に限りがあります。当院では、患者さん個々の状態とご希望を重視したオーダーメイド診療のため,治療時間や製作過程に制限を設けず、歯並びやあごの形にピッタリとフィットした入れ歯をご提供いたします。

入れ歯を入れるまでにはどれくらい期間がかかるの?

通常、部分入れ歯で2〜5回、総入れ歯で5回の通院回数が必要で、期間として2ヶ月程度かかります。もちろん、患者さんそれぞれのお口の状態によって異なります。当院で早期に入れ歯を入れたい方は、ご相談を承ります。

初めての入れ歯でつけていられるか不安なのですが

「思ったより全然違和感がなかった」とおっしゃっていただく患者さんがほとんどですので,大丈夫です。ご安心ください。最初の違和感が全くないとは申しませんが、それぞれのお口の状況に合ったデサインの入れ歯を提供できるのが、オーダーメイド診療のメリットです。専門医資格を有する経験豊富な院長が丁寧に治療を進めていきます。

入れ歯とインプラントのどちらにしようか迷っているのですが

入れ歯とインプラントそれぞれにメリット・デメリットがあります。費用負担と外科手術的負担はインプラントが大きく、取り外しなどの精神的負担は入れ歯が大きいです。当院ではどちらを選択していただいてもご満足いただけるオーダーメイド診療を行いますので、お口の状況に合わせて丁寧にご相談させていただきたいと考えています。

入れ歯を入れている時の注意点は何?

食後は入れ歯を外して清掃していただくこと、痛みなどの不快症状があればすぐにご来院いただいて調整が必要であること、1日6時間程度は入れ歯を外して歯茎への負担を休ませていただくことです。

入れ歯は夜外さなくてはいけないの?

かならずしも外しておく必要はありません。入れ歯は噛む力を歯茎の土手(粘膜)で負担していることから、1日に6時間程度休ませておくことが理想です。そこで入れ歯を入れておく必要のない就寝時に外すことを指導することがありますが、日中に外すことが可能であれば、夜外しておく必要はありません。ただし,1日中入れ歯を入れておくことは避けてください。歯茎の土手(粘膜)に炎症がおきて、入れ歯の寿命が短くなります。

入れ歯の保管方法は?

食後に入れ歯専用ブラシを用いて流水下で洗浄し、専用の入れ歯ケースに入れて保管してください。入れ歯の清掃不足は口臭の原因ともなります。

入れ歯洗浄剤は必要?

必要です。ただし商品によっては、入れ歯の材料と相性が悪く、入れ歯の劣化を早めるものもあるので、お問い合わせいただくと良いです。当院では入れ歯専用の超音波洗浄・UV殺菌のコンパクトな洗浄器も販売いたしておりますので、ご相談ください。

入れ歯のメインテナンスは必要?

必要です。とくに部分入れ歯の場合は、残っている歯を守るためにも定期的にご来院ください。