ダイレクトボンディングとは
前歯の隙間(すきっ歯)や欠けを即日で自然な仕上がりに
笑顔を見せたときに、最初に目立つのが前歯です。前歯の間に隙間(すきっ歯)や欠損(歯の欠け)が気になって、自然に笑うことができないというお悩みをお持ちの方がいらっしゃいます。ダイレクトボンディングは、そのような方にお勧めです。
ダイレクトボンディングとは、歯科用のプラスチックレジンを歯表面に直接追加していき、天然の歯と同様の色と透明感を実現させる治療法です。これまでの保険適用内治療では、審美性の高い自然な歯に仕上げることに限界がありました。しかし、ダイレクトボンディングによって、治療後も人に気づかれることなく自然で美しい歯を手にいれることができるようになりました。
まずはお口の中の健康状態をチェック
ダイレクトボンディング治療に限ったことではありませんが、どの治療をする際もお口の中の健康状態が極めて重要です。
ダイレクトボンディングの場合、歯科用プラスチックレジンを専用の接着剤で装着させていきます。そのため、お口の中の湿度が高い状態にあると、接着力も弱くなってしまい、破損が起こりやすくなります。さらに一度破損してしまうと、そこから細菌が侵入し、むし歯になるリスクが高まります。
当院では、ダイレクトボンディング治療をするだけでなく、患者さんのお口の環境を整えることに重点をおいた診療を心がけています。
ダイレクトボンディングのメリット
歯の間の隙間(すきっ歯)
コンポレットレジン術前
1回の処置で正中離開部分を埋める
コンポレットレジン術後
奥歯の銀歯
コンポレットレジン術前
1回の処置で目立たない白い歯に
コンポレットレジン術後
歯を削らずに、短時間で、美しく
天然歯に負担をかけない
ダイレクトボンディングは、歯科用プラスチックレジンを直接歯に適用し、形を整えていく方法です。とくに奥歯に施術を行う場合でも、むし歯でない健康な部分を削ることなく進められるため、歯へのダメージが非常に少なく、歯にとって優しい治療法です。歯は削るほど寿命が縮むため、なるべく天然歯を維持するための選択肢としてお勧めです。
短時間の治療で自然な仕上がりに
ダイレクトボンディングは、1回の治療(1〜1.5時間程度)で終了します。大きく削ったり歯の型取りをしたりするような工程がないため、なんども通院していただく必要がありません。時間がない方や、なるべく早く治療をしたいという方に最適です。
金属アレルギーをお持ちの方もOK
金属素材を使用していないため、金属アレルギーの心配は要りません。金属を使用した治療では、歯の変色のリスクもあります。ダイレクトボンディングに使われるプラスチック素材も時間が経つと変色する可能性がありますが、定期的なメンテナンスを心がけることで、長期にわたってその自然な白さを維持することができます。
ダイレクトボンディングの費用
1歯の場合 | 55,000円 |
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2歯の場合 | 110,000円 |
※ 税込表記です。
歯科矯正せず、1回で処置終了できることが最大のメリットです。下記の症例もご参考ください。
ダイレクトボンディングの症例
症例01 - ダイレクトボンディング・セラミック(26歳,女性)
患者さんの主訴
- 銀歯を白くしたい
治療前の下顎
治療後の下顎
治療前の上顎
治療後の上顎
治療の経緯・治療費の目安
処置 |
上下顎臼歯の銀歯(インレー)は、健全な歯質をできるだけ削らないために、金属とむし歯部分だけを除去してダイレクトボンディングの詰め物で処置しました。下顎右側第一大臼歯は全部被覆冠であることから、セラミック冠に置換しました。 |
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治療期間 | 治療期間3ヶ月 |
金 額 |
総額:583,000円
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副作用やリスク
ダイレクトボンディディングに用いる材料(コンポジットレジン)は歯質への接着性に優れるものの、セラミック冠と比較して硬度が低いことから、咬耗(長期間の使用による材料が減る)することも考えられます。そのため、長期間の使用により減りが著しい場合は、材料(コンポジットレジン)を追加して修正することもあります。